ワッショイ黄太郎〜週末お祭りハンター〜

ワッショイ黄太郎は、"参加型"祭り潜入情報ならどこにも負けないゼ!という気持ちで日本各地を飛び回っています。平日はサラリーマンです。

ワッショイ黄太郎

岩手 黒石寺蘇民祭 2018|-12℃!!命の覚悟を持って参加せよ!日本で一番過酷な炎と裸の祭り 前半戦

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フンドシ一丁、9時間、最低気温:-12℃、水・炎・押し合い。死を感じるレベルでクレイジーであった祭りの模様をお伝えしたい。

もう一度よくタイトルを見ていただきたい、マイナスゥゥゥウウウ12℃!!!である!!水で濡らしたタオルもすぐ凍るレベルの気温だ!

良い子のみんな、ビビっちゃいけねえぜ!!

その中、裸!はだか!ハダカ!の男たちが9時間も祭りをやるだってえええぇぇ??クレイジーでないわけがない!!

今までで一番キツイ祭りと声を大にして評価してよい!
なんなら、人生で一番キツかった出来事と言っても過大評価ではあるまい(途中で蘇民祭に来たことを後悔した..レベル!!)

心して、心してぇぇ、これから綴るその模様をご覧いただきたい。

▼寒すぎると人間はこんな顔になる!!!

まず、黒石寺蘇民祭とは

黒石寺(こくせきじ)蘇民祭(そみんさい)は岩手県奥州市で行われる裸祭りで、その歴史は1,200年になると言われる。

ちょっと待てよ、「泣くよ(794)ウグイス平安京」だから、平安時代から続く祭りだってぇぇぇ!!

今回は平安時代の雅に思いを馳せて祭りに臨むところだ!

さて、蘇民祭自体は、岩手県を中心に、複数の神社 or 寺で行われている。
その中で黒石寺で行われるものが「黒石寺蘇民祭」である。
今回は黒石寺蘇民祭に参加したので以下、蘇民祭と呼ぶ。

人間は意外と寒さに強い

蘇民祭は時間によって、祭りの内容がいくつも変わる祭りである。

基本的には22:00から始まり、翌朝の7:00ころ終了する、合計9時間の長丁場!

その内容を時系列に沿ってお伝えしたい。

21:00 黒石寺到着 

今年の蘇民祭は木曜夜からの開催であったので、木曜日と金曜日に有給を取得して向かった。

黒石寺までは東北新幹線の「一ノ関」からレンタカーで、40分ほどであった。

もしくは、東北本線の「水沢」から臨時バスが出ているので、バスを使って黒石寺に向かうことも出来るが、本数が限られているのと祭りが開始される時間までに間に合わない可能性があるので、祭り参加者にはこちらはあまりオススメできない。

▼待ち受ける、岩手の雪壁。

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22:00 「裸参り」開始

これは参加者たちが川(ほぼ凍ってる!)で身を清め、「ジャッソー!ジョヤサー!」の掛け声の元、寺周辺を巡るというものである。 

フンドシ一丁になった、参加者たちは黒石寺の近くを流れる川を目指して、手に持った角燈と共に走っていく。
この時点で100人ほどの参加者たちがおり、その数は時間と共に次第に増えていく。

マイナスの気温でほぼ裸に近い状態でいるなんてたまったもんじゃないが、ここから川に入って体を清めなくてはならない。

▼川前の整列。川からは「ジャッソーーーォォォ!!」と地獄から聞こえてきそうな野太い声がこだましてくる

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ついに川に近づいて、自分の番。

しかし、この時、ワッショイ黄太郎はある程度の余裕を持っていた。

なぜならば、昨年、福岡「寒みそぎ」という川に入る祭りに気温2℃の中、参加していたからだ。

 その自信に全幅の信頼を置いて、いざ、えい!!と川に入る。

ほぼ想像通りの冷たさ!水温は0℃近くであればほぼ体感値にほぼ変わりはないのだ!
前方にはカメラマンの軍団がいるので、いい写真に写るよう腰を落として、桶から水を被るという余裕まで見せていた。

「ジャッソー!ジョヤサー!」

▼「フフフ、過去の経験が物を言うぜ」の顔

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川から出ると、身体が一瞬熱くなった後に、水に濡れた肌が岩手のマイナス気温の凍てつく寒さと激しいバトルを繰り返す!!一気に体温が奪われていく!

▼川から上がった直後はやけにテンションが上がる。周りにいる仲間ともなぜか連帯感的なものが芽生えてくる。

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しかし!!

ここからが誤算であった。体温が奪われると共に、ガタガタ震えてくる顎、ワキは腕とくっつけていないと死を意味するレベル!まさに、前人未到の領域!

一緒に参加していた仲間に「これどれくらい続くんですか?」と聞いたところ、

「川と寺巡りを3周するよ!」と言う、

「ファ・・・??」

さささ、3周!?!?!ちょっと待ってくれ、あと2回も川に入らなくてはいけないのかよ!完全なる、想定外が発生した。そんなの生命の危機に瀕する・・!

さらにここから寺の周りを回るという、200mくらいのルートがある。

 川&寺周回のワンセットで約20分ほどだ。つまり、これを3セットするとなると、1時間も-12℃の中、裸かつ水に濡れている状況でいなくてはならないのだ!

その間休憩は一切なし、「ジャッソー!ジョヤサー!」を叫びながら寒さをごまかすのみだ。

この時、この周回ルートと過酷すぎるルールを考えた平安時代の人たちはバカなのか!と心の中で叫んだ。
平安時代なんてもうどうでも良い。
早くこの過酷な状況を終えたい。そう願って残りの2セットを進めて行くことになる。

▼水を被るための桶をもらうタイミングでハイタッチ!水を被った直後は完全に目がイってる

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▼えええぇぇぇい!!と川に入る

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▼1回水に入るごとに3回水を被る

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▼川から上がって来た直後は体温と外気が触れて、水がもくもくと蒸発していく。1セットを終わるころにはほぼ完全に身体についた水は乾いていた。

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▼寺の境内に集まる参加者たち

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▼3セットを終えた後は今まで感じたことがなかった達成感ともうチャレンジしたくない感が同時に迫ってくる。

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▼休憩所の焚き火で暖を取るのが大事だ

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1時間に及ぶ、裸参りを終えた訳だが、-12℃の気温でも人間は意外と死なないことがわかった。

しかし、そのためには常に声を出してないとダメだ!
「ジャッソー!ジョヤサー!ジャッソー!ジョヤサー!」声を出していればなんとか乗り越えられる。

裸参りを終えた後は、火に炙られ、袋の奪い合いが始まる訳だが、それは後編でお伝えしよう。

蘇民祭が終わった朝に、「裸参り」をした川を見てみたらガッツリ凍ってるやないかい笑 

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蘇民祭に参加する方法

蘇民祭に参加するためには、事前申し込みは必要なく、毎年変わるが決められた日にちに、現地に行けば問題ない。

22:00から祭りが始まるので、21:00ころに現地に到着すればOKだ。

現地に大きな駐車場が設置されているので、車で訪れるのが良いだろう。

必要な持ち物は以下になる。全て現地の仮設売店で売っている。

・下帯

・足袋 (厚い足袋ならそれのみでOK。現地で売っているような薄い足袋はワラジを履こう) 

・(ワラジ)

黒石寺蘇民祭の開催概要&スケジュール

開催スケジュール:毎年開催日が変わるので直前にチェックしよう
開催時間は、22:00〜翌7:00

開催場所:黒石寺 〒023-0101 岩手県奥州市水沢区黒石町山内17